AKB48グループが出演する「マジすか学園シリーズ」を知っていますか?
ファンの方なら当然知っていると思うけど、これまでシリーズとして7作、単発として1作が制作されているんだ。
各時代のAKB主要メンバーが総出演するヤンキー学園もので、普段とは違った雰囲気のメンバーの姿が見られ作品でもある。
シリーズ1~3作目まではテレビ東京、4~7作目は日本テレビで制作放送されていて、シリーズものとしては珍しく、テレビ局を横断して制作されているのも特徴の1つ。
そして最大の特徴はAKBメンバーの演技!
シリーズ3作目までは劇中の注意書きとして、「このドラマは、学芸会の延長であり、登場人物の一部に、お見苦しい(?)演技がございますが、温かく見守ってご覧いただければ幸いです」とわざわざ断りがでるほど・・。
けれどその演技が逆に癖になるのもこのシリーズの特徴なんだ。
またシリーズ4、5作目あたりからは若干演技がみんな上手くなっており、特に5作目は出演者も豪華で、他の役者さんたちに助けられながらも演技力が格段に向上しており、シリーズを通してメンバーが成長していく過程を見ることもできるんだ。
ただ残念ながら最新の7作目「マジムリ学園」では、出演者が更に新しい世代になったことで、演技に関しては初期のころに戻ってしまったと言っておこう。
ただ僕は7作目を見て、懐かしい感じを思い出させてもらった。
下手だけど味わいのある演技と、そして意外なほどに熱いストーリー。
そうそうこの感じがマジすか♬
作品を見ながら思わずそう言ってしまった。
では早速、前田敦子が主演の記念すべき1作目から紹介していこう。
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マジすか学園シリーズ~シリーズ1~5作目まで~
マジすか学園(無印)
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- マジすか学園のシリーズ1作目
- 主演:前田敦子
- 放送:2010年1月~3月
- シリーズの記念すべき1作目にして最高傑作かもしれない?作品
ストーリーはヤンキーものの王道で、クローズのような作品が好きな方ははまる可能性大!
一見弱そうな前田敦子が、学園を支配している四天王を次々に倒していくストーリーは爽快。
出演者の演技には若干問題があるものの、ストーリーが進むとむしろその大根演技が癖になり、それすら演出として成立している作品。
メインを張る出演者も、前田敦子を始め大島優子や篠田麻里子、板野友美など神7が主要キャストを務め豪華。
めちゃくちゃ強い転校生が、学校を支配する四天王、さらにその上の副部長と部長を相手にたった1人で挑んでいく。
このストーリーが熱く、アイドルのドラマを超えたヤンキードラマとしてそこそこ高いレベルで成立している。
個人的には松井玲奈が演じる四天王のゲキカラが、色んな意味で振り切っていて大好きなキャラ。
とりあえずマジすか学園を見ようと思ったら、まずはこの1作目を見ておけば間違いなし。
3~4話目くらいには、最初冷やかしで見ていたはずなのに、ドハマりしている自分にビックリすることになると言っておこう。
fa-angle-double-right参考:ドラマ24「マジすか学園」:テレビ東京 公式サイト
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マジすか学園2
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- マジすか学園のシリーズ2作目
- 主演:明確な主人公が存在せず複数の主要メンバーを中心として物語が進んでいく
- 主要メンバーとして:前田敦子、渡辺麻友、松井珠理奈、横山由依
- 放送:2011年4月~7月 シリーズ2作目。
- 1作目に比べよりストーリー性が増しドラマチックに。
1作目を見たら必ず見たくなるのがこの2作目。
1作目から数か月後が舞台で、前田がラッパッパとバトル後の、「マジ女」のその後のストーリーが見られるのが嬉しい作品。
前作が、馬路須加女学園内での争いをメインに描いていたのに対し、今作は矢場久根女子商業高校を中心とした、ライバル校との争いがメインとなっている。
まるで映画クローズの2作目のようで、これもヤンキーものの王道の展開。
センター(松井珠理奈)とネズミ(渡辺麻友)の友情あり、元四天王シブヤの裏切りなどよりストーリー性が重視されている。
1作目ほど過激な暴力表現はないものの、その分メンバー間の心の交流がより描かれていて、何度裏切られてもネズミを信じるセンターの姿には目から熱いものがこみ上げてきた。
前田を中心としたマジ女の物語は一旦ここで終了となる。
ラストでマジ女を救うために、元四天王含めたメンツが揃う場面は必見!是非とも楽しみにして欲しい。
個人的には、ラッパッパ新部長のおたべを演じたこの当時の横山由依が、髪型や雰囲気含めて好きだ。
今やAKBの二代目総監督になった彼女の当時の演技にも注目だ。
fa-angle-double-right参考:ドラマ24「マジすか学園2」:テレビ東京 公式サイト
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マジすか学園3
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- マジすか学園のシリーズ3作目
- 主演:島崎遥香
- 放送:2012年7月~10月
- 主演が島崎遥香になり舞台もマジ女からマジすかプリズンへ
出演者や舞台設定が前作から大きく変更になったのがこの3作目。
マジすかシリーズの中では異色の作品。
ちなみに4作目からは再び舞台がマジ女に戻っている。
マジ女の次のシリーズを待ち望んでいたファンにとっては、少しがっかりするかもしれないが、刑務所を舞台にした今作は、独立した作品としてしっかりと成立している。
プリズン内でのチーム間抗争から、やがてプリズンの真の正体を知って反旗を翻していく流れは王道で安心していい。
最終的には1、2作目同様ハマっていることだろう。
ぱるるが好きな人にとっては、初期のころの初々しい演技が存分に見られる作品として重宝する。
ちなみに僕が一番印象に残っているのは、ぱるるでもなく、ストーリーでもなく島田晴香。
服装や髪型のせいもあると思うが、そのゴツさがとにかく目立っていて、島田晴香が出ているときは物語があまり頭に入ってこなかった。
fa-angle-double-right参考:ドラマ24「マジすか学園3」:テレビ東京
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マジすか学園4
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- マジすか学園のシリーズ4作目
- 主演:宮脇咲良と島崎遥香のW主演
- 放送:2015年1月~3月
- 宮脇咲良と島崎遥香のW主演で舞台は再びマジ女へ
最近AKBにハマったファンの方は4作目からの視聴がおすすめ。
時系列的にはマジすか学園2の後の物語だが、完全に同じ舞台設定ではなく、ぱるるがめちゃ強いラッパッパの部長になっているなど、登場人物に多少の矛盾がある。
ストーリー的には原点に戻って1作目をリスペクトした内容になっている。
宮脇咲良演じる主人公がマジ女へ転校してきて、ラッパッパに立ち向かっていくところは1作目と同じだ。
ただ1作目と明確に違うのは、主人公のさくらが、自らの意思でマジ女のてっぺんをとりに乗り込んできたところだろう。
他校を巻き込みつつ、四天王を倒し、圧倒的な強さを誇る部長のソルト打倒を目指す王道の展開だ。
注目としては、ぱるるのいい意味での癖のある演技だろう。
彼女独特の雰囲気も相まって、陰のある役柄のソルトが、より癖のあるキャラに仕上がっている。
また圧倒的に強い役なので、ケンカのシーンでは、弱く見えないようアクションもかなり頑張っているのでそこも注目して欲しい。
横山由依が再び四天王としておたべ役で登場するのも嬉しいところ。
W主演とはいうものの、どちらかというと宮脇咲良中心で物語は進行するので、彼女が好きなファンにはたまらない作品であるのは間違いない。
fa-angle-double-right参考:マジすか学園4|日本テレビ
マジすか学園5
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- マジすか学園のシリーズ5作目
- 主演:宮脇咲良
- 放送:2015年8月~10月
- 学園ドラマから裏社会を巻き込んだ巨大抗争劇へ
4作目から数か月後が舞台。
5作目をいきなり見るよりはまず4作目を見るべき。
今作の特徴はこれまでの雰囲気とは大きく変わって本格的なドラマとして制作されているところ。
出演者もAKBグループだけに留まらず、やべきょうすけや、リリー・フランキーなど豪華。
撮影方法もより映画っぽい感じで撮影されている。
5作目を単なる4作目の続編として見ていると、1話目から大きな衝撃を受けることになる。
とにかくこの作品は登場人物が倒れていく。
もう次から次へとメインキャストがいなくなって、ドラマが成立するのかと心配になるほど。
アクションもケンカシーンだけでなく、銃を使用する場面が多く、ガンアクションも楽しめる。
今作に関しては賛否両論あるが、ある意味マジすかの最終系として1作目から考えると、よくここまで来たなと感じる作品でもある。
1話目から最終話まで暗めの展開にはなるが、最強のヤンキーVS裏社会ものとして楽しめる作品だ。
また、映画「凶悪」で演じたようなキレた悪人を、しびれるくらいの怖さで演じている、裏社会のボス役のリリー・フランキーにも注目だ。
※凶悪については当サイトの記事『【サイコパス】人間の闇が垣間見れる映画4選【邦画】』にて紹介していますのでご参照ください。
fa-angle-double-right参考:マジすか学園5|日本テレビ
マジすか学園0 木更津乱闘編(単発で1話のみ)
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- マジすか学園のシリーズ6作目
- 主演:指原莉乃
- 放送:2015年11月(1回のみ)
- シリーズ6作目(シーズン0)。HKT48と氣志團の学園ドラマ。舞台は木更津へ
マジすかシリーズの番外編として制作された6作目。
今作はAKBではなくHKTが出演し1話のみのスピンオフ的な作品になる。
舞台は木更津で、時系列では4作目の1年くらい前となり、4作目の主人公さくらがマジ女に転校する前の前日譚となる。
5作目に登場するカツゼツ(兒玉遥)も登場する。
「志恵唐鹿(しぇからしか)女子商業」と、氣志團率いる「木更津ヤンキー軍団」の対決がメインのストーリーだ。
とりあえず指原はスカートが短く、その自慢の足を存分にアピールしている作品で、アクションシーンでも遠慮することなくスカートを閃かせながら足蹴りをしている。
マジすか学園の4作目と5作目を見た人なら、さくらの前日譚として楽しく見られるだろう。
またHKTのファンならもう当然見ていることだろうが、まだの方は今すぐチェックだ。
キャバすか学園
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- マジすか学園のシリーズ7作目
- 主演:宮脇咲良
- 放送:2016年10月~2017年1月
- シリーズ7作目(シーズン6)。今度の舞台はキャバクラだ!マジ女の危機を救うためヤンキー達がキャバ嬢になる。
7作目は舞台がキャバクラで3作目以上に異色の設定となる。
時系列は4作目の後で、5作目のパラレルワールド的な舞台設定だろうか。
今作も5作目に続き出演者が豪華。
毎回ゲストで武井壮や高橋ジョージなどが出演している。
1話目と最終話にはそれぞれ乃木坂46の西野七瀬と白石麻衣が出演し、AKBとコラボしているのも注目だ。
さてここまで書いてなんだが、僕はこのキャバすか学園だけまだ数話しか見れていない。
そのため、解説も浅い内容となり申し訳ない。
僕がマジすかに求めるものは熱いストーリーとアクションなので、キャバすか学園は何となく後回しになったままだ。
それでも1つだけ言えることがある。
それはAKBのキャバ嬢姿は悪くない!むしろ素晴らしい!
いつもの制服姿も、もちろんいいのだが、煌びやかなドレスに身を包んだ姿も中々のもので、実際キャバクラに行ってもこれだけのメンツに出会えることはないだろう。
個人的には主人公の宮脇咲良が一押しだが、横山由依も中々のエロさ。
そして横山由依のエロさは、次の8作目でさらに開花することになる。男性諸君は今から楽しみにしておこう。
fa-angle-double-right参考:キャバすか学園|日本テレビ
マジムリ学園
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- マジすか学園のシリーズ8作目
- 主演:小栗有以
- 放送:2018年7月~2018年9月
- シリーズ8作目(シーズン7)。出演者、舞台共に一新され新たなマジすかシリーズが誕生!
マジすかシリーズの最新作である8作目の今作は、3作目同様に出演者や舞台設定が大きく変更になっている。
舞台はヤンキー高校ではなく、ユートピア嵐ヶ丘にある男女共学の私立高校。
出演者も無名のメンバーが多く抜擢されており、恥ずかしながら主人公の小栗有以を今作で初めて知ったくらいだ。
1作目から7作目とメンバーの演技力も向上し、普通のドラマとして成立していたものの、今作ではまた1作目のレベルに戻ってしまっている点は少し笑ってしまった。
親の職業に基づいて「選民」と「平民」なんていう、ヒエラルキーが高校内に存在するトンデモ設定ではあるものの、どこか現代の社会にも通じるものがあり意外と違和感はない。
転校生としてやってきた小栗有以演じる主人公のリリィーが、そのヒエラルキーを初っ端からぶっ壊していくのは、マジすかではおなじみの展開であり安心して見ていられる。
相撲取りや格闘家など見るからに体格差のある男相手に、リリィーがガチバトルで勝ってしまうところなどは、トンデモ展開ではあるものの、主人公達が華組を結成し、生徒会、荒地工業高校との三つ巴のバトルに突入していく流れは、これまでのマジすかと同様に熱いものがあり次が見たくなる。
ただ残念なのが、様々な伏線を回収しきれないまま最終話に突入し強引に終わらせてしまった点だろう。
恐らく、あと2話分くらいは必要だったのではと思ってしまったくらいだ。
特に最終話は、なんとか物語を解決に導こうと色々なものをすっ飛ばし、大事なくだりを省略している感じは否めない。
それでも、最終話手前まではこのマジムリ学園に僕がハマっていたのは間違いない。
また無名のキャストではあるものの、ドラマ終了と合わせて僕が小栗有以のファンになったことも間違いない。
さらに横山由依がラマン(通称エロ先生)として、よりエロさを増したことも間違いない。
短い白衣と網タイツのセットはまさに凶悪そのものだ。
中高生の諸君にあれは強烈すぎる。学生時代にあんな先生がいたら、男子はきっとまともに授業を受けることは不可能と言えるだろう。
最後に言えることは、8作目(シーズン7)の今作は設定から最終話までトンデモではあるものの、総合的には中々の出来栄えだと言っておこう。
最終話の後にもう一度横山由依のシーンだけ見に行くのはお約束だ。
マジすか学園2のおたべ役の横山由依を見た後で、エロ先生役の横山由依を見るなんていうのも当然ありだぞ。
いや、むしろ推奨せずにはいられないだろう。
fa-angle-double-right参考:マジムリ学園|日本テレビ
まとめ
AKB48グループが総出演の「マジすか学園シリーズ」について紹介させていただきました。
今回このマジすか学園シリーズをあえて紹介したのは、きっとまだまだこのドラマを、ただのアイドルドラマだと思っている人が多いと思ったからです。
ドラマ自体に魅力がなければ、8年に渡り8作目まで制作されるのは難しいでしょう。
視聴者を惹きつけるストーリー。
そして、彼女たちのグループでの立ち位置や関係が、そのままドラマに反映されているのもマジすかシリーズの魅力の1つです。
「そうは言っても所詮アイドルドラマでしょう?」
ここまで紹介してもまだそう思いますか?
その答えは、マジすか学園シリーズの本編を見て確認してみてください。
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