ボタン1つで、何か欲しいものを届けてもらえるとしたら何を選びますか?
最近は欲しいときに1秒で注文できる「Amazon Dash Button(アマゾン ダッシュ ボタン)」をよく利用しています。
テレビを見ているときや、食事中、スマホを見ながら思いついたときにサッと注文。
特にコーラやコーヒー、栄養ドリンク系はよく飲むので、冷蔵庫のそばに置いていつもポチポチしています。
販売終了のお知らせ・・・・・
この「Dash Button」便利なのはもちろんですが、なによりも圧倒的に注文がスマート。
そもそも「Amazon Dash Button(アマゾン ダッシュ ボタン)」を知ったのはYoutuberの「水溜りボンド」の動画なんですが・・・
一見フリスクにも見える、まるでおもちゃのような小さなボタンで、なんとコーラを注文するというではないですか!?
やることはボタンを「ぽちぽちぽちぽちー!」と押すだけ。
その後、水溜まりボンドの家には、しっかりとDash Buttonで注文したコーラがドーンと大量に到着。
商品を選んで、注文ボタン押して、住所を指定してといった、通常の工程を無視したその注文方法はまさに衝撃です!
(※ちなみに通常の設定では、1度に大量に注文されることがないよう設定されていますのでご安心ください。)
動画を見終わったあと「なんじゃこりゃ?」と、この「Amazon Dash Button(アマゾン ダッシュ ボタン)」があまりにも気になったので調べてみました。
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コーラだけじゃない!日用品まで買うことができるAmazon Dash Button
どうやらアメリカでは2015年にすでに発売されていて、日本では2016年の末くらいにAmazonで発売が開始されたようです。
Dash Buttonは簡単に説明すると、Amazonであらかじめ対象になっている商品を、ボタン1つで購入から発送まで自動で行ってくれるサービスです。
購入できる商品はコーラ以外にも、ハッピーターンや赤いきつねなんかの食べものから、洗剤や芳香剤のような日用品まで幅広く用意されています。
2018年8月現在では、対象商品が増えに増えて100種類以上のラインナップが揃っています。
※Dash Buttonのサービス対象はAmazon Prime会員限定
気になるAmazon Dash Button一覧はこちら(※2019年2月28日に販売終了)
もしもボタンを何度もぽちぽちぽちぽち押してしまったら?
人は目の前にボタンがあれば、押さずにはいられなくなる生き物ですが、何度もDash Button押してしまったらどうなるのか気になりませんか?
家に置いておいたら親戚の子供が面白がってボタン押しまくり⇒数日後家に入りきらないほどのコーラとハッピーターンが!なんてことになったらさすがに笑えません。
いくら便利なボタンでもさすがに心配になりますよね。
実際水溜りボンドの動画でも、結局トミーは10回以上ボタンを押していました。
動画ではあくまで実験的にですが、実際300本なんて数のコーラが届いたら、置き場所にも困るし大変な緊急事態発生です。
では実際のところ、ひたすらDash Buttonを押し続けたらどうなるのか?
Dash Buttonファンの皆さま安心してください。
対応済みでした!
重複注文を防止
商品が届くまでボタンを何度押しても一回分の注文のみ。意図しない重複注文を防ぎます。(重複注文の防止をオフにする設定も可能です)また、商品の注文時に確認通知が届くので、注文内容を確認した上でキャンセルも可能です。
通常の設定では、商品が届くまではボタンを何度押しても注文は1回のみとなるようです。
さらにその1回分についても、誤ってボタンを押してしまった場合web上でキャンセルが可能です。
どうやら、家に入りきらないほどの段ボールが届く心配はしなくてよさそうですね。
Dash Buttonをバーチャル仕様にすることも可能
Dash Buttonのバーチャルバージョン、名付けて「バーチャルダッシュ」。
AmazonのWebページやスマホ用アプリからあらかじめ設定することで、いつでもDash Buttonと同様に、Web上からボタン1つで注文が可能になります。
Dash Buttonボタンとの違いは設定できる商品数。
Primeマークの付いている商品であれば、ほとんどの商品をボタンとして登録することができます。
1度ボタンとして登録すれば、文字通りボタン1つで簡単に買えるようになるため、リピート必須の日用品では重宝すること間違いありません。
※詳しくはAmazonHPの「バーチャルダッシュについて」をご参照ください。(※説明ページは閉鎖されました)
まとめ
最初はてっきり、企画向けのネタ的な商品かと思っていましたが、これはいい意味で裏切られましたね。
食品も日用品も雑貨も、補充が必要だなと思っても時間が経つと忘れてしまいます。
仕方なくメモしておいて、後で買い物に行ったときに思い出したりメモを見ながら購入・・・。
これが毎日だとかなり煩雑で面倒ですよね。
この日常のわずらわしさをなんとか解消すべく生まれたのがこの「Dash Button」。
気付いたときに直感的に注文できて、あとは待つだけ。
時間短縮になるだけでなく、日常のちょっとしたストレスからも解放。
いやいやさすがAmazon。
コンセプトがしっかりとした便利すぎるボタンでした。
私の大好きなフルグラがあるじゃない!
明日から私もDash Buttonでぽちー生活開始ね!
2019年3月12日追記:「Amazon Dash Button」終了について
冒頭でもお知らせしましたが、残念ながら「Amazon Dash Button」は2019年2月28日に販売終了となりました。
特にAmazonからのリリースはありませんでしたが、各種ニュースソースを見る限り間違いないようです。
すでに販売済みのDash Buttonについては、今後も利用可能とのことでひと安心。
また「バーチャルダッシュ」のサービスも公式サイトでの説明ページが閉鎖されており、あわせて終了となった模様です。
Dash Buttonを普段から利用しているファンとしてはとても残念ですが、Amazonが目指す方向性を知ると今回の販売終了もある程度理解できそうです。
Amazonとしては、とにかく日常の面倒で時間のかかる買い物を自動で処理する未来を目指して、このDash Buttonをまずは採用販売していました。
結果的にAmazonが目指す未来へ近づいたものの、商品ごとにボタンが分かれて次々と家に増えていくのはスマートではないのです。
Dash Buttonが販売されてから数年後の現在、いよいよAmazonが理想とするサービスが世間に認知され広まってきました。
そう音声認識が可能な「スマートスピーカー」の登場です。
Amazonが展開するAlexaなら、話しかけるだけで買い物ができる上、これまでの注文履歴から同じ商品を調べてくれるから後はそれを指定すればいいだけ。
これはまさにDash Buttonの上位互換といっても差し支えないですよね。
というわけで、Dash Buttonは見事にその役割を果たし、次世代のAlexaへとタスキを渡したのでした・・・ちゃんちゃん。
Amazonとしてはこんな感じで、“Dash Buttonは使命を終えた”と判断したみたいですね。
なんだか定年で退職したサラリーマンのようでもの悲しくもありますが「その魂はしっかりとAlexaが受け継いでるぞ!」ということで、僕もこれからはAlexaを導入しようか検討中です。
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