相続放棄するのに紹介してもらった弁護士が最低だったので、出会って5分で席を立ってもらった名刺置いて帰った話

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今年2018年の1月くらいに、とある事情から相続放棄をしなければいけなくなりました。

親戚に知り合いの弁護士がいるということで、相談しにいざ弁護士事務所へ行ったのですが、そこでその弁護士と喧嘩みたくなって揉めました。というか喧嘩になりました。

今回はそのときのお話です。

※ちなみにこの記事を書いている僕自身は、以前行政書士をしていたことがあり、相続についても専門ではありませんが多少知識はあります。

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弁護士が最低だったので事務所で揉めてもらった名刺置いて帰った話

弁護士が最低だったので事務所で揉めてもらった名刺置いて帰った話

両親と僕自身の相続放棄が必要になり、さてどうする?と相談し、どうやら親戚に弁護士の知り合いがいるらしいということで、その弁護士を紹介してもらうことになりました。

今考えると、電話で初めて父がその弁護士と話したときから違和感はありました。

親戚からその弁護士に連絡してもらったところ、すぐに父に電話があり、電話にでると、一方的に弁護士がひたすら話し続けていて、こちらの話はほとんど聞いていないようでした。

結果父によると「相続放棄は裁判所に行けば簡単に出来る」までは理解できたものの、それ以外の話はいまいち理解していないようでした(笑)

 

その後なんとか事務所で一度相談したいことだけは伝え、後日事務所へ訪問することになりました。

訪問前に、もう一度弁護士から電話がありましたが、そのときも、事前に用意して欲しい書類についてひたすら話し続け、それが終わるとこちらの話は全く聞かずに一方的にこの弁護士は電話を切りやがりました。

2回目の電話の時点で、この弁護士への僕の違和感はより大きくなったのは言うまでもありません。

 

さて、2回目の電話から約束の10日後、いざ弁護士の事務所へ父と僕の2人で訪問しました。

必要な書類を準備し、あらかじめ確認したい内容もメモにまとめ準備万端です。

電話での違和感も10日経ったことで多少薄れ、まあさすがに実際に会って相談するときは、こちらの話も聞くだろうとポジティブな感情さえこのときはありました。このときは・・・

 

約束の時間に事務所を訪問すると、弁護士が現れ見た目ダンディな60代くらいの男性でした。

意外と優しそうな感じで、「お!これは大丈夫そう」と心の中で思ってしまったのですが、あんな弁護士に一瞬でもそんな感情を持ってしまったことがなんだか悔しいです。

 

いざ相談となり、まず弁護士の第一声「ところで紹介者誰だっけ?

僕は「は?紹介者も覚えてないのかよ!」と思いましたが、冷静に親戚の名前を伝えました。

ここで僕のこの弁護士への違和感がまた復活!

 

ここで相談前に書いて欲しいとして渡された用紙にまた違和感。

氏名や住所のほかになぜか勤務先名の記載もあり、どうやらこれは後々考えると僕や父の収入状況を確認したかったようです。

 

その後事前に用意していた簡単な家系図を弁護士に見せながら、「○○の理由で相続放棄したい」ことを伝えると、またまたここから弁護士がひたすら話し続けるターンに・・・。

被相続人に闇金からの借り入れはないのか?など色々と失礼なことも言われつつ、ここまでは弁護士への相談は、まあこんなものかと思って聞いていました。

その後被相続人の生命保険の話になり、入っていることを伝えると、なぜかこの弁護士は初回のこの時点で正確な金額を御所望

通常初回の相談で正確な金額なんて聞いてこないのが普通です。

ここで僕は「正確な金額が必要な理由はなんですか?」とこの弁護士に尋ねました。

ダンディ弁護士の回答「生命保険があるならそれは放棄分の支払いに回します

僕は聞き間違いかと思いもう一度聞きました。

ダンディ弁護士の回答「生命保険でお金もらえるなら放棄分に充てるでしょ

 

なぜかこの弁護士は初回の相談でまだ詳細を確認していもいないのに、勝手に相続放棄はやめて、相続する方向へ持っていこうとしているようです。

とりあえず、僕は、横で律儀に母へ電話して保険金の確認をしている父に電話を切らせつつ、目の前に広げていた書類をまとめカバンにしまいながら弁護士へ聞きました。

「こちらは相続放棄の相談で来ていて、まだろくにこちらの相談内容も聞いていないのに、なぜ?生命保険を支払う前提で話を進めようとしているのでしょうか?」

弁護士の回答「もらうものはもらい、支払いだけ放棄するなんてそんなのないでしょ?

もちろん言っていることはわかるし、色んな事情を考慮し、納得した上でのこの結論なら何の問題もありません。

ただこちらはそれが出来ない事情が色々あるから相談しているわけで、さらにまだ出会って5分でこの結論はない

 

こりゃダメだなと思い、改めて弁護士へ、相続放棄の相談と依頼で来ていること、生命保険で放棄分の支払いをする気はないことを伝え席を立ちました。

ダンディ弁護士からの“アドバイス”あんた、そんな人生で本当にいいの?

出会って5分の弁護士にこんなことを言われる筋合いなんてありません(笑)

遂にこの弁護士本性を現したようで、電話の時点での僕の違和感が間違っていないことを、ここで答え合わせすることができました。

 

少なくとも依頼人に対して「あんた」と呼ぶ弁護士には相談も依頼もしたくはありません。

さらに「そんな人生でいいの?」なんて暴言を言う弁護士とは関わりたくありません。

ということで、さっさと帰ることに決定。

まだ隣で相談するつもりでいる父に「この弁護士に相談したらお金全部とられちゃうよ」と説得し、何かぶつぶつ言っている弁護士を無視して事務所を後にしました。

ちなみに、もらった名刺は不吉なものでしかないため、忘れずに父と僕の分を机の上に置いて帰ったのは言うまでもありません。

弁護士が相続放棄をせずに遺産相続の依頼へ切り替えようとしていた理由

相続放棄をあまりよしとせず、借金などは全て払うものだと考えている正義のヒーローだった

直接確認したわけではなく、また確認したくもないので正確にはわかりませんが、考えられる理由としては。

1:相続放棄をあまりよしとせず、借金などは全て払うものだと考えている正義のヒーローだった。

2:相続放棄よりも遺産相続としての依頼であれば、報酬が高くなるため、少しでも高い報酬をもらいたかった。

3:上記以外

補足)相続放棄の費用は一般的に1人50,000~100,000円と弁護士費用の中では低めとなります。

もしも今回依頼を断った弁護士に正式に依頼をしていた場合どうなっていたのかというと、まず、本来であれば相続放棄で「0」となる分の債務を支払うことに。

その分受け取れるはずの生命保険金が結果的に減少、またはマイナスに。

さらに、払いたくもない債務を払わされているのに、弁護士への報酬も発生。

もしも両親だけで対応していたら、上記の結果になっていたかもしれないと思うと・・いや恐ろしいです。

 

法律知識が全くない場合、弁護士の言うことは絶対と思ってしまいがちです。

そのため全く疑うことなく、弁護士の指示通りに進めてしまい、気づけば“自分の当初の目的と違っていた”なんてこともありますので注意が必要です。

別の弁護士事務所へ相続放棄の相談に行った結果

先ほどの弁護士事務所を出たあと、すぐに別の弁護士事務所へ連絡して相談に行きました。

急な訪問にも関わらず対応してくれた弁護士は20代で若かったですが、先ほどの弁護士と比べると圧倒的に話しやすく、こちらの相談内容も丁寧に聞いてくれました。

最初の弁護士があまりにもひどくて、ハードルが下がっているのもありますが、「そうそうこれこれ!。こういう対応してくれるとうれしい!」そう思えるような対応でした。

相続放棄についてこちらが不安に思っていることや、注意が必要な点、相談内容から相続放棄は自分たちでも簡単にできることなど、無料相談にも関わらずどれも丁寧に教えていただき感謝しかありません。

結果、相続放棄は自分たちで対応することにしましたが、仮に弁護士へ依頼することにしていた場合は、この若い弁護士さんに依頼していたと思います。

こんな弁護士への相談や依頼はやめるべき

こんな弁護士への相談や依頼はやめるべき

とにかく話を聞かない、聞いてくれない、聞く気がない、聞くという意識がない、こんな弁護士への相談は控えましょう。

事前に電話やメールでやりとりする機会があれば、その時点である程度わかると思いますので、少しでも違和感があれば、世の中にはたくさんの弁護士がいますので、すぐに別の弁護士を探した方がいいと思います。

こちらの話を聞かない弁護士は、相談内容やこちらの要望等を無視する傾向がありますので注意です。

そもそも、弁護士以外であっても、こちらの話を聞かない人へ相談なんてしたくないと思いますが、法律が絡む問題であれば尚更です。

弁護士のこれまでの経験から、勝手に方針を決めてくるような弁護士は百害あって一利なしですので、すぐに退散して別の弁護士を探しましょう。

まとめ

今回は相続放棄で弁護士事務所へ相談に行ったら揉めた件について記事にしました。

この記事を書いたのは、きっと他にも同様の思いをした人がいると思ったためです。

そしてこれから色んな事情で弁護士に相談が必要で弁護士を探している方に、少しでも弁護士選びの参考にしてもらえればと思ったためでもあります。

今回紹介した弁護士は、ある意味人の話を聞かないという点で振り切っていた人なので、極端な例ではありますが、弁護士も医者と一緒で相性があります。

なんとなく自分には合わないなと思ったら、その感覚を大事にし、別の弁護士を探してみるのをおすすめします。

補足
数名の方から、自分で相続放棄をする方法を教えて欲しいと問い合わせをいただきました。

自分自身で最初から最後まで相続放棄の手続きをした話については、これから別の記事で詳細を書く予定です。

完成しましたらこの記事にリンクしますので、参考にしていただければと思います。

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